季節性感情障害

うつ病のなかには、季節によって症状が出たり、または重くなったりするものがあります。秋から冬にかけてうつ状態になり、春から夏にかけて軽快または回復するという、季節的な周期がみられるものもあります。

このタイプのものを「季節性感情障害」といいます。

スポンサードリンク

◎季節性感情障害の特徴
この障害の特徴として、家族に感情障害がみられる確率が高いということがあります。また興味深いのは、緯度との関係です。北にいくほど発症率が高いのです。
また、随伴症状として、過眠、過食、体重増加などがあげられます。

◎季節性感情障害の治療
治療には、「高照度光照射療法」が有効とされます。2500〜3000ルクスの強いライトを朝晩3時間ほど、じっと見つめるというものです。
このことから逆に、発症には太陽光の明暗の差がつくだす生体リズムの異常が関係しているのではないか、と推定されています。
「生体リズム」というのは、たとえば昼間には活発に活動し、夜の間は休息、睡眠をとるというリズムです。
人間には、睡眠、食欲、便通、生理、体温、呼吸、脈拍など、生まれながらのリズムがあります。しかし現代生活のなかでは、このような生来のリズムを保って生活することが困難な場合が少なくありません。生活のリズムが崩れ、身体的・精神的なバランスが崩れることで、こころの病を引き起こす場合が多いのです。生活をチェックすることも、こころの不調・・・うつ病もちろん含まれます・・・の、ひとつの大きな改善の道になるかもしれません。

スポンサードリンク

この記事のタグ

サイト内関連記事

イミプラミン
うつ病、特に単極型うつ病に用いられる薬物療法は、抗うつ薬によるものが主です。なか......
アミトリプチリン
「抗うつ薬のなかでも比較的鎮静効果に優れており、うつ病のなかでも睡眠障害や焦燥感......
さまざまな心の病
こころの病には、躁うつ病以外にも実にさまざまなものがあります。その代表格が「神経......
不安神経症
精神医学では、さまざまな心の病気を、内因性のもの(躁うつ病や統合失調症(かつての......
器質性精神障害
躁うつ病や統合失調症(かつては、精神分裂病と呼ばれていた疾患)は、はっきりとした......
精神療法
精神病(神経症も含めて)の治療には、抗うつ薬や抗不安薬といった薬による薬物療法以......
抑うつ神経症
躁うつ病は、内因性の精神障害の代表であるのに対し、それよりも症状が軽く、環境の変......

▲このページのトップへ