不安神経症
精神医学では、さまざまな心の病気を、内因性のもの(躁うつ病や統合失調症(かつての精神分裂病)以外に、心因性、外因性の疾患に分類しています。
精神医学でいうところの「心因性の精神障害」,つまり、何らかの身体的病気、たとえば脳の障害などの原因がみあたらないにもかかわらず、心身の機能に障害が生じるものには、不安神経症、ヒステリー、強迫神経症、抑うつ神経症、離人神経症、恐怖症、などがあります。これらを「神経症(ノイローゼ)」と呼びます。
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〇不安神経症(ふあんしんけいしょう)
不安神経症は、漠然とした不安から死への恐怖や苦しみが起こり、激しい動悸や息苦しさに襲われるものです。これといった身体的な異常はみあたらず、不安感だけが強調されるのが特徴です。不安神経症は、神経症のなかでも最も多くみられるもので、軽症度のものまで含めると、全人口の2~5パーセントの割合で発病するといわれます。発症のピークは、20代から30代です。
発作の原因ははっきりとしていませんが、性格的には、まじめで、素直、温和な人、非攻撃的で、病気や死、危険などに対して敏感な人がかかりやすいといわれています。また、何らかの慢性的なストレスが続いていて、そこに何らかの出来事がきっかけとなって不安神経症を発病するケースが多いでようです。
治療は、精神療法によってストレスや苦悩の原因をチェックし、見つけ出すとともに、不安感を取り除くために、精神安定薬や抗うつ薬、抗不安薬などの使用が効果的なこともあります。
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